Contents

  • 1. ごあいさつ
  • 2. 新試験研究炉開発・利用センターの概要
    • 2-1. 主要検討項目
    • 2-2. 基本方針
    • 2-3. センターの役割
    • 2-4. 検討内容
  • 3. 活動組織
    • 3-1. 組織図
    • 3-2. 担当分野

1. ごあいさつ

新試験研究炉の基本構成を設定するための活動が始まりました。本研究所には、関連する学術団体のニーズの集約・整理とそれに基づいたニーズの研究炉本体への設計へ反映と、逆に設計からの研究炉の性能・性質の学術団体へのフィードバック・意見調整が期待されています。この作業は困難を伴う事が予測されますが、同時に作業完遂時には本研究所の価値を高めるとともに、研究所自体の将来活動の展望も拓けると確信しております。 そこで、この困難作業を遂行するために本研究所に新試験研究炉開発・利用センターを設置し、活動を開始しています。本学の皆様に置かれましてはそれぞれの専門分野について情報共有と活動への便宜にご協力をお願いいたします。

センター長 杉山正明

2. 新試験研究炉開発・利用センターの概要

2-1. 主要検討項目

  1. 中性子ビーム実験装置および中性子照射実験装置について
  2. ホットラボおよび周辺実験装置について
  3. Digital Transformation (DX)について
  4. 運営体制について
  5. 人材育成および産業利用について

2-2. 基本方針

設置目的

今回設置を検討している新試験研究炉は中性子ビーム利用を主目的としていますが、多目的利用が可能な点も試験研究炉の特徴の一つです。 この2つを両立した有用な研究施設の設置を実現するためには、関連学会や産業界などから幅広く意見を集め、バランスの良い計画を立案する必要があります。 京都大学複合原子力科学研究所では、関連各分野の専門研究者・技術者を中心とする組織「新型研究炉開発・利用センター」を2021年5月に新たに設置しました(2024年5月に「新試験研究炉開発・利用センター」へ改称)。 このセンターでは、日本中性子科学会、日本放射化学会、日本原子力学会材料部会等の研究炉利用に関わる様々なコミュニティ・学識経験者と活発な意見交換・収集を行い、 研究炉KURの利用運営経験を生かして、ニーズの整理や重点項目の確認を進めるとともに、利用者にとって魅力的な施設の計画立案を目指しています。

京都大学複合原子力研究所HPの関連ページ

京都大学複合原子力科学研究所≫研究活動≫新試験研究炉開発・利用センター

2-3. センターの役割

中出力炉の性能を最大限引き出す中性子実験装置の検討を進めるとともに、持続可能性のある幅広い利用運営のあり方を検討しています。 また、中性子ビーム利用を主目的としながら中性子照射利用を含めた多目的利用を目指し、新試験研究炉を特長づける汎用性・先端性・多様性のバランスが取れた実験装置群の検討を進めています。

2-4. 検討内容

具体的な検討内容としては、下記の項目を実施しています。

先端的研究の活性化に資する実験装置群設置に関する検討

  • 中性子ビーム利用実験に供する装置群の検討
  • 中性子ビーム利用効率を最大化するビーム輸送系や冷中性子源の検討
  • 放射化分析等に供する照射装置等の検討

幅広く活発かつ円滑な利用に資する運営体制の検討

  • 世界の研究用原子炉の運営体制に関する情報収集
  • 主要量子ビーム施設の運営体制に関する情報収集
  • 多様なユーザーの円滑な利用に資する運営体制構築の検討

研究炉利用を中心的に担う次世代の人材育成に資する方策の検討

  • 京大複合研の施設(KUR、KUCA、陽子サイクロトロン等)を活用した実習教育や産業利用を含む準備研究の実施に関する検討
  • 京大複合研や他の中性子利用施設において構築されてきた研究ネットワークの活用に関する検討

産業利用活性化実験装置群に関する調査

  • 産業利用等の積極的利用促進を目的とした装置・実験環境に関する調査
  • 研究用RI製造等に供する照射装置とその運用に関する検討
  • 産業利用で有効な中性子ビーム利用装置群とその運用に関する検討

3. 組織

3-1. 組織図

所長の下に「新試験研究炉開発・利用センター」を設置

3-2. メンバー

担当メンバー
センター長
(センター運営本部本部長)
杉山正明
副センター長
(センター運営本部副本部長)
日野 正裕, 佐藤 信浩
センター運営本部
(運営体制検討グループ)
杉山 正明, 日野 正裕, 佐藤 信浩, 川端 祐司, 南部 雄亮, 伊藤 大介, 稲垣 誠, 高宮 幸一, 奥地 拓生
実験装置検討グループ杉山 正明, 日野 正裕, 佐藤 信浩, 南部 雄亮, 伊藤 大介, 稲垣 誠, 高宮 幸一, 奥地 拓生, 齊藤 泰司, 大平 直也, 木野村 淳, 山村 朝雄, 鈴木 実, 櫻井 良憲, 堀 順一, 吉野 泰史, 吉永 尚生, 奥村 良, 樋口 嵩, 守島 健, 飯沼 勇人, 白鳥 篤樹, 長谷川 圭, 有馬 寛, 近藤 夏子, 真田 悠生, 井上 倫太郎, 茶竹 俊行, 瀬戸 誠, 北尾 真司, 小林 康浩, 山下拓之, 奥田綾, 黒川南
事務職員青木 雅子

個々の実験装置に関する検討は、実験装置検討グループの下部に実験装置ごとの検討班(タスクフォース)を設けて対応しています。